しかし、このウグイスほど一般のイメージと異なることの多い鳥も珍しい。
その透き通った声音や野球場、選挙などでアナウンスをする女性を「ウグイス嬢」と言うことから、さえずるのは当然メスなんだろうと思いきや意外にもオスだと言う。
しかも、繁殖期のオスがメスへのラブコールで「ホーホケキョ」とさえずるようで、繁殖期を過ぎると普段は「チャッ、チャッ」と鳴くそうだ。
日本では花札にもあるように「梅にうぐいす」という取り合わせが一般的になっているので、梅の木にとまってウグイスがさえずるというイメージが強いが、実際は警戒心が非常に強くて藪の中でさえずっていることが多く、その姿を見るのは難しい。
また、花札のイメージからか、ウグイスは鮮やかな緑や深緑だと思っている人が多いようだが、本当のところは茶と黒が混ざったような、くすんだ緑色(鶯色)をしている。
こんなに実際の姿とイメージが違うとなれば、ウグイスには申し訳ないが、さえずりだけを聴いてイメージした方が春の風景にはピッタリと言えなくもない。
【メジロ】
ちなみに、同じ頃に梅の木にとまっている姿が見受けられ、ウグイスとよく間違えられるのは、鮮やかな緑色に目の周りが白い「メジロ」で、好物の梅の花の蜜を求めて梅の木にとまっているのだそうだ。
☆鳥たちがマイホーム探しで頼るのは誰?→TiMEin Movie

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